中小企業家同友会 杉並支部で就業規則セミナーをやります

7月29日に中小企業家同友会杉並支部で
就業規則についてセミナーを行います。

その業界では当たり前のことであっても
他の業界では当たり前ではないことはよくあります。

マイレージプラン

旅行する際によく使用されるインターネットで検索すると
普通に出てくる言葉ですが、

先日わたくし小嶋裕司の名前で商標が認められました。

最初、顧問契約マイレージプランという名称で
商標登録の申請をしようとしたところ、
弁理士の先生に「それは無理です」と即答されました。

しかし、顧問契約の文字を外しマイレージプランという名称なら
通る可能性があるといわれました。
びっくりしましたが説明を聞いて納得がいきました。

そして、弁理士の先生の仰る通り
実際に認められました。

その分野の専門家であれば当たり前のことであっても、
分野が異なれば基本的なことであっても意外と知らないものなのだ
というのを実感しました。

これは私の専門分野である労働基準法についても同様のことがいえます。
専門家であれば当たり前であっても意外と知られていない事が多いのです。

実は、多くの会社は労働基準法を超えた労働条件を従業員に保証しています。
それは大変素晴らしことですが、
きちんと法律を熟知しご納得した上でのことでしょうか?

経験上、そうではないことの方が多いです。

その結果、法律をはるかに上回る条件で制度を設計してしまい
企業経営を圧迫している会社も少なくありません。

そもそも約束できないことは約束してはいけないと私は思っています。
「よそはよそ、うちはうち」です。

確かに、労働基準法は労働者保護の目的から作られていますが、
まずは、労働基準法をはじめとした法律で求められていること(水準)を
知ってほしいのです。

法律は「これはしてはいけない」という表現で書かれています。
しかし、法律の範囲内で会社の制度設計(会社のルールの作成)を
どう行うかを考える際に、
許されていることを知ることも大切だと思います。

これは単に法律の解説を聞いているだけではわかりません。

そして、杉並支部の例会では法律をきちんと理解し、
就業規則にたった1文を追加(削除)するだけで、
どれだけのことができるかを具体例を用いてご説明します。

今回は、賃金について特に時間を割いてお話します。

さらに、就業規則でどう従業員のモチベーションアップをするかについても
お話をして欲しいということですので
社員教育の話とからめてお話をさせていただきます。

多くの会社の教育の現場を見てまいりましたが、
社員教育がうまくいっていない会社にはある共通点があります。

優秀な社員が採用できないとお悩みの経営者は多いですが、
そもそも優秀な社員は採用しようとしてもなかなか採用できません。
優秀な社員は採用するのではなく育てるのです。
その際にお役に立てるお話をできると思います。

マグロでいうと、おいしいトロの部分を抽出してお話をさせていただきますので
どうか、ご参加いただければと存じます。