就業規則の作成・見直しの際にはヒアリングが最も重要です!

自社で色々試しても、色々な方に相談しても
今まで解決できなかったというご相談が全体の8割を占めます。

解決の難しい問題には色々なパターンがありますが、

その一つに、就業規則の改定で社内で
意見の対立があるパターンがあります。

これは良くあることですよね。

このような「就業規則という書類の作成」
を超えた社内での調整が必要な業務の場合

確かに、お仕事をお引き受けすると
かなり大変な仕事になります。

しかし、きちんとしたヒアリングができれば
意外と簡単に解決ができたりします。

なぜでしょうか?

それは、一見相いれないと思っていたような
意見の対立も根本的な部分では一致している
ということは良くあることだからです。

具体例でご説明します!

以下の日常会話をまずはお読みください。

Aさん「北海道に旅行に行かない?」
Bさん「この冬の時期に?寒いから嫌だよ。あったかい沖縄にしようよ」
Aさん「沖縄?この間、行ったばかりだよ」

よくある会話ですよね。
これでは、合い容れることはありません。
平行線です。

しかし、以下のような会話をすればどうでしょうか?

Aさん「北海道に旅行に行こうよ」
Bさん「北海道、いいねー、何で北海道なの?」
Aさん「今の時期、○○の景色がとてもきれいなんだよ」
Bさん「へー、確かに、今の時期キレイそうだね。」
Aさん「一度、君に見せたかったんだ」
Bさん「見てみたいね。綺麗な景色って言えば、沖縄の○○をみにいきたいな」

2人とも綺麗な景色を見に行きたい
という点では共通しています。

Bさんは寒いのが嫌なだけです。
綺麗な景色に納得がいけば、
北海道でも良いと言う可能性もあります。

Aさんだって同じです。

AさんはBさんと一緒に綺麗な景色を
一緒に見に行きたいと思っているのですから。

しかし、前者の会話をしている限り、
そこへたどり着くことはありません。

根本的な部分で一致していること。

これを意識して探すことが大切です。

旅行のような話であれば、
それほどこじれることはないでしょうが、
会社の方針を巡ってはもっと複雑なのは確かです。

しかし、利益を出し続けないと
存続できないのが会社です。

共通点を見つけ意見を集約させることも
可能なはずです。

もし、根本的な部分で一致しているのに
それでも意見の集約ができないとするなら、

障害となっているのは『感情』でしょう。

その場合には、確かに、会社内で解決するのは
難しいかもしれませんね。

何かのご参考になれば幸いです。

最後で、お読みいただきありがとうございました。