労働基準法で定年延長は義務化されていません
最近、「法律で定年が65歳に延長されたじゃないですか」
と経営者の方によく言われます(聞かれます)。
少なくとも15社ぐらいに聞かれました
(お客様を除きます)。
「定年は延長されていません」
とお答えすると絶句されます。
今まで通り嘱託で65歳まで雇えばよいだけです。
その際の条件というか基準が変わっただけです。
今年の3月末日までに労使協定を締結していなければ、
基準を設けて再雇用する従業員を限定できなくなっただけです。
「それって、どう違うのですか?」と、これまたよく聞かれます。
しかし、全く違います。
本当に大きく違います。
なお、希望者全員を「必ず」65歳まで再雇用しなければ
ならないといったこともありません。
定年を延長し就業規則に規定して
しまったという会社も少なくありません。
もちろん、定年の延長は決して悪いことではありません。
良いことです。
しかし、法律を誤解して仕方なく行った
のであれば問題です。
延長する前にご相談いただければ良かったのに
と残念に思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。