就業規則は運用が大切です
私のブログをお読みいただいてくださってる方は
就業規則が会社をトラブルから守る数少ない武器の一つ
だということはご理解いただいていることと思います。
では、自社で就業規則を作成しよう!
そう決意した場合。
自社で作成する場合、どこかの雛形を
多少変えて使用することが多いと思います。
このこと自体には問題はありません。
しかし、覚えておいて欲しいことがあります。
当たり前の話ですが、
就業規則には1条1条に意味があります。
その意味をご理解していない場合。
せっかく頑張って作った就業規則の効果も
半減してしまいます。
たとえば、以下の規定例に挙げて説明します。
第○条「 会社の従業員以外の者を会社に入れて
会議室を使用する場合には2週間前までに
会社に申請して許可をえなければならない」
仮に、御社の就業規則にこんな規定があったとします。
この規定が意味することは?
何のための規定なのか?
これをご理解していない場合。
せっかく存在しているこの規定の意味が
なくなってしまいます。
実は、この規定はユニオン(合同労組)対策の規定です。
なぜ、この規定がユニオン対策になるかは省略しますが、
せっかく御社の就業規則にある規定も、
その使い方を知らないと意味がありません。
せっかく存在している規定(武器)の意味が
なくなってしまいます。
「 全ての規定 」の「 全ての語句 」
には意味があります。
逆に言うと、そのような就業規則を
作成する必要があります。
自社で作成する場合には、
1条1条にまでこだわって
意味・目的・効果を理解した上で
作成してください。
そして、それに従ってきちんと運用(使用)する
ことがとっても大切です。
しかし、条文の意味・目的を理解していなければ、
運用することもできません。
なお、先ほどの規定例は正確に書くと
だいぶ違う規定になります。
理由があってわざと、
規定をぼやかしてあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。