就業規則の一部の変更でも全文をチェックする~チェックミスを減らす方法
就業規則は作っても常に
アップデートしないといけません。
コンピューターウイルスソフトは
インストールしただけではだめですよね。
常にアップデートしないといけません。
それと同じです。
これはおわかりだと思います。
しかし、その際に、一つ気をつけていただきたいことがあります。
就業規則の全面改訂ではなく、
一部分だけ変える場合のお話です。
一部分しか変えなかったとしても、
必ず最初から就業規則を見直して(読み返して)ください。
変えた部分しか読まないと、
矛盾が生じてくる場合があるのです。
他の箇所との整合性がとれていなかったりするのです。
例えば、「本就業規則で従業員とは正社員をいう」
と規定しながら、
他の箇所では従業員にパートタイマー
が含まれていたりします。
「~は就業規則30条による」となっているのに
実際に、30条を見てみたら、
全然違う規定になってしまっていた
ということもよくある話です。
これは新しく条文を作って入れたために
本来30条にあるべき規定が
31条になっているのです。
このような場合には、会社が思わぬ不利益を
受けることにもなりかねません。
就業規則の一部分を変えたら、
必ず全体をもう一度読み返してみてください。
大変、面倒ですが絶対に必要です。
私はたとえ条文を一変えただけでも
必ず最初から通して4回は読むようにしています。
チェックミスを劇的に減らす方法
例えば、4回チェックするときにも、
そのチェックの仕方にはポイントがあります。
➀誤字脱字のチェック
➁条文番号(数字)のチェック
➂内容のチェック
➃論理矛盾のチェック
上記のようにテーマを分けて行うことです。
一回目は誤字脱字のチェックのみを行います。
二回目は条文番号のチェックのみを行います。
三回目は内容のチェックのみを行います。
四回目は論理矛盾のチェックのみを行います。
なぜ、このようなチェックの仕方が必要かというと
誤字脱字のチェックをしながら
同時に論理矛盾のチュックを行うと、
盲点が生じてミスを見落としてしまうのです。
数字のみを負うのは容易ですが、
それと同時に内容も追ってみてください。
見落としが生じます。
これは、就業規則のチェックに限らず
全てに当てはまりますね。
ミスが多いとお感じの方は試しに行ってみてください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。