年俸制にまつわる疑問(残業代の支払い、メリット、想定した社員)

今回は、ご存じの方にとっては
当たり前のことですが、

大切なことですので
お話をさせていただきます。

年俸制を導入したとしても
割増賃金の支払いは必要です。

そうすると、次のような疑問が
生じないでしょうか?

「それなら、年俸制って何ですか?」

「どのような意味があるのですか?」

「導入するメリットは何ですか?」

「そもそも、どのような社員を想定した制度なのですか?」

ご説明します。

■まず、年俸制とは賃金を年額で
示すものです。

・時給制は時間単位で

・月給制は月額で

示すものですよね。

・年俸制は年単位で

示すものに過ぎません。

月給制であっても時間外労働をすれば
時間単位で計算して割増賃金を
支払っていきますよね。

年俸制もそれと同じです。

そのようにお考えください。

■「では年単位で示すことに
どのような意味があるのか?」

導入するメリットですよね。

これは、会社ごとに違うでしょう。

大きな目的(メリット)は
例えば、500万円等と
採用時に年額で示せるので
採用をしやすい・・

ということでしょうか?

確かに、社員は年額で保証されるので安心します。

■ 「年俸制は、どのような社員
(会社)を想定した制度なのですか?」

対象者ですね。

正解はないのですが、
例えば、労働基準法上の管理監督者
などを考えてみてください。

労働基準法上の管理監督者には、
時間外・休日の割増賃金の支払い
が不要ですよね。

(深夜の割増賃金の支払いは必要です)

それなら、賞与や深夜割増賃金
の支払いはあるにしても

賃金の年額が大体決まる
じゃないですか。

もし、賞与1.5か月分として
夏と冬に支払うと決めてしまえば、

深夜割増賃金以外は年額が決まります。

年額が決まるのであれば、
年俸制として年額で示しましょう!

そのような感じで導入する企業
が多いのだと思います。

つまり、年俸制を導入すると
時間外割増賃金を支払わなくて
良くなるのではなく、

そもそも、時間外割増賃金を
支払わなくて良い人に
年俸制を導入するのです。

年俸制を成果主義賃金のために
導入するのは全く意味のないことです。

成果主義賃金の導入したいのであれば、
歩合給の導入など他の制度を
ご検討してください。

今回は、わかりやすく書いたために
正確な表現にはなっていない
ということはご容赦ください。

出来るだけわかりやすく
お伝えしようとすると
正確性を欠きます。

逆に、正確に書こうとすると
専門用語ばかりになり
難しくなってしまいます。

正確性とわかりやすさの両立は
難しいですね。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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