就業規則の従業員説明会とは何ですか?
就業規則は作成して労働基準監督署に提出しても
従業員に周知していなければ有効になりません。
就業規則をはじめとした会社規程は
会社のルールであり契約書です。
それを従業員に守ってもらうためには
周知が必要です。
退職金規程、賃金規程(給与規程)、
旅費規程、育児・介護休業規程
車両管理規程すべてに当てはまります。
もちろん、パートタイマー就業規則であろうと
嘱託就業規則だろうと
契約社員就業規則だろうと同じです。
従業員お一人お一人にお配りする。
事業所に備え付けておく。
ネットで見れるようにする。
いろいろ考えられますが、いずれにせよ、
「内容を理解していませんでした」
というのでは意味がありません。
そこで、従業員説明会を開催して
内容をきちんと説明することが
必要になってきます。
これが就業規則の従業員説明会
と呼ばれるものです。
ちなみに、就業規則の不利益変更には
社員の皆さんの同意があることが原則ですが、
条件を満たせば社員の皆さんの
同意が必要でない場合もあります。
その際の1つの要素として、
裁判所もこの従業員説明会を
重要視しているようです。
以下のページでは、従業員説明会について、
当事務所が就業規則説明会で大切だと思う3つのこと
についてお話していますのでご覧ください。↓↓↓
就業規則の従業員説明会が必要かつ有効な理由
執筆者
フェスティナレンテ社会保険労務士事務所
代表・特定社会保険労務士 小嶋裕司
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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