1年単位の変形労働時間制と就業規則 ~休日数を最も少なくすることができる制度

変形労働時間制とは何かご存じない方は
こちらの記事をお読みください。
変形労働時間制とは何ですか?~1か月単位と1年単位

就業規則だけではなく労使協定の締結が必須となります。

この1年単位の変形労働時間制は
残業代を削減する仕組み
としてはとても有効です。

無駄な時間に労働をさせないことにより
トータルの労働時間が減りますので
結果として残業代も減ります。

また、基本的に休日数を最も少なくする
ことができる制度です。

しかし、1年単位の変形労働時間制の最大の問題点は
しばりがとても多いことです。

なぜ、厳しい縛りがあるのでしょうか?

1年を平均して40時間以内に
収まっていれば良いということになると
どうなるでしょうか?

無茶な働かせ方が可能になってしまいます。

「1月は繁忙期だから毎日20時間労働で休みは週1日。
8月は暇だからほとんど仕事なし」

このような働かせ方が可能になってしまいます。

上記のような無茶な働かせ方をさせることが
できないように縛りが多いのです。

デメリットとメリットを考えていただき
デメリットも何らかの対策を立てられないか
を考えて導入しましょう。

また、縛りとは違いますが、
法律通りの割増賃金の支払い方は複雑です。

しかし、時間外割増賃金の支払い方も
そんな複雑な計算の仕方(支払い方)
をしなくても済みます。

ポイントは、法律を上回って残業代を
支払う分には問題ないのですから、

常にほんのちょっと上回る方法を
考えればよいだけです。

1年単位の変形労働時間制を導入するということは
就業規則の規定を作ることではありません。

時間外労働(その結果としての残業代)
を減らす 仕組みをつくることです。

法律を守りつつ現実的に行える運用の仕方を
考えなければなりません。

就業規則の役割は仕組みを作ったあと
その仕組みを書面にするだけのものです。

実は、会社が解決したい問題の多くは、
「現状のまま何も譲らず」では解決できなくても

どこかを妥協できるのであれば、
大抵のことは解決できるものです。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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